srk33’s blog

主に音楽について。

009  SUKHNA - ROVO(LIVE at 京大西部講堂 2004)


ROVO / SUKHNA(LIVE at 京大西部講堂 2004)

 

3×4も4×3も12であるという事を、演奏だけで表している曲。

 

曲全体を通して言えば12/8。8分音符が12個で1小節。

 

前半は

〇××〇××〇××〇××というアクセント。

 

それが後半に

〇×××〇×××〇×××になる。

 

しかも、芳垣さん(右ドラム)が前半のビートで残る中(6:54)、岡部さん(左ドラム)が後半のビートで入ってきて(7:11)、3×4と4×3が同時に鳴り、

スパン!と全体が4×3のエイトビートに移行して、スピード感がグッと増す。

 

こんな面白いギミックがある曲なのに、以前は何故かモノラルで上げられていた。

 

ひねくれ者のリズム馬鹿としては、前半から4×3で通して乗ってみたり、あるいは3×4で最後まで通してみたり、

前半を4×3、後半を3×4と逆にして乗ってみたり、色んな遊び方が出来る曲。

 

ライブのVJさん(迫田悠さんが好きだった)は、よくこの曲で三角錐(ピラミッド)の映像を流してました。

 

バンドとして一番脂が乗ってる時期のライブです。

 

 

そして、このSUKHNAが収録されてるスタジオアルバム「FLAGE」がまた、とんでもないアルバムで、

アルバム各曲の平均点では近いレベル、あるいは上の物もあるんだけど、とにかく神曲が目白押し。

 

人生を変えるほどの衝撃を受けたアルバムは何枚かあるが、これは確実にそのうちの一枚。

 


ROVO - Canvas

 

その冒頭を飾るこのCanvas、前半は打楽器類がごっちゃりしてるんですが、5:50過ぎくらいからの、二人のドラムがたまらない。

 

ずーっと踊っていられる。

 

 

ある友達が、確かこの曲のライブ音源を聞きながら「まだ行くのか!」「まだ行くのか!」を連呼し、

最後には「展開っていらないんだな」と言った事が忘れられません。

 

(展開しまくるプログレも好きですけどね!)

 

 

スタジオアルバムだとImago、Pyramid、Flage、Mon、時代飛んでRavo、

ライブ盤だと2003年の二枚組at日比谷野音ワンマン(2004年の野音DVDもいい)、記事冒頭の2004年京大西部講堂あたりが鉄板。

 

 

ロックじゃなくたって、このテンション、この破壊力。

 

芳垣&岡部両氏のツインドラムは、それだけで丼メシ無限にいけるやつ。