srk33’s blog

主に音楽について。

008 ever free - hide with Spread Beaver


hide with Spread Beaver - ever free

 

今日は、hideが無くなって22年目、23回忌。

 

私は、クラシック漬けの小学校時代を経て、J-POPに少し興味を持ち始めていた中学生時代に、Xのメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』を聞いて衝撃を受け、彼に憧れてギターを始めた。

 

そして、22年前の今日、専門学校で仲良くなったばかりの仲間たちと、今となっては伝説的なイベントとなったハードコアアタックat横浜ベイホールに向かう電車の中で、中学時代の同級生から訃報のメールが届いた事を思い出します。

 

 

X時代からポップでキャッチーな作曲センスは光っていて、ソロ活動で徐々に、本格的に、花が開いた。

 

ソロデビューして間もない頃は、まだXの演奏でToshiが歌っていてもおかしくないような雰囲気でした。

 

ピンクスパイダーとever freeは、彼が亡くなってからすぐ、生前の予定通りに発売されたシングル。

 

ツアーも決まってて、楽しみにしていたそうで、誰も予兆らしいものを掴めなかったそうです。

 

 

 

今日、久しぶりに聞いてみたけど、少しも褪せてない。

 

この曲は、ロケットダイブ、ピンクスパイダーから連なる三部作の最後。

 

一番吹っ切れてるし、全二作と通して聞くと、映画のようで、この曲がエンディングのようにも聞こえます。

 

作品の中には、存在は色褪せず残ってます。

 

そして彼等は、いつまでもその年のまま。ちょっとだけずるいですよね。

 

彼等は自由を掴めているんでしょうか?

 

 

 

せめてそうであって欲しいと願う事しか出来ません。

 

007 茶わんむしのクンビア - SAKAKI MANGO & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM


茶わんむしのクンビア/ SAKAKI MANGO & LIMBA TRAIN SOUND SYSTEM

 

ストレスのたまる自粛生活の中、全国的に夏到来!

 

連日、数字ばかり増えて、閣僚のとんでもない発言とか出てきまくってて、まともに喰らってるとこっちの頭にウジが湧きます。

 

なもんで、ゆっる~い夏の音楽を☆

 

 

サカキ・マンゴー!カリンバ!焼酎!わっはっは!

 

 

彼の地元、鹿児島民謡のカバーです。

 

 

 

…もう言う事ないっす。笑

 

 

 

 

ひるねが好きなかたは、こちらもどうぞ♪

 


SAKAKI MANGO / GURUGURU

 

泡沫のゆらゆら。

006 笛の音 - ブルガリア民謡

 


Kaval sviri (Kaval plays)

 

 

いわゆるブルガリアンボイスとか、ブルガリアポリフォニーとか呼ばれているものです。

 

前半は、

 

お母さん、笛の音が聞こえるよ

聴きに行ってみるね

 

という内容。

 

後半、

 

あなた(笛の奏者)が村の人なら、一晩だけ愛します

あなたが村の外の人だったら、一生、愛します

 

 

という内容。

 

衝撃的でした。

 

 

過去に見たCosmic voices from Bulgariaというグループは、

20人以上が、それぞれ違った民族衣装を身に纏い、腕を組んで歌ってました。

 

多民族国家であるブルガリアで平和を維持してゆくための連綿たる知恵が歌われているのではないのか?

 

またその為に、望まざる結婚を余儀なくされた人も居たのでは?

 

瞬時にそんな事が頭をよぎり、そんな事はあくまで想像の域なのに、涙が溢れた。

 

琴線に触れ、イマジネーションが爆発したんです。

 

 

昔見たアレンジは、これより強烈でした。

 

 

曲は違いますが、知ってる動画でインパクトあったのは、このパフォーマンス↓

 


Cosmic Voices from Bulgaria - Shopska suite

 

 

ブルガリアの国立音大では、各地域に歌い継がれている知られざる民謡の調査という課題があるそうで、

そういうの、日本でもやればいいのにな、と素直に思うし、むしろ今、

ライブハウスやクラブ、劇場、様々な文化施設(だけではありませんが)が窮地に立たされてる。

 

様々な文化は、心の栄養。

 

この、心の栄養の供給地をそれぞれが無理なく支えながら、

国が、この問題をどう扱うのか、国民としてしっかり見ていかなければいけません。

 

…と、また政治に関する話しになってしまいました。

 

話しとして繋がっちゃったから仕方ないですね。

 

ここでは私が法律()

 

 

ではまた。

005 Lateralus - Tool


TOOL - Lateralus (Audio)

 

あなたは、気分が落ちている時、音楽に何を求めますか?

 

アゲてくれる、癒される、現実逃避、色々とあると思います。

 

私は、その時の自分と同じ深さを感じる音を聞くと落ち着くんです。

 

孤独感が和らぐんです。

 

 

 

この曲は、Toolの3rdアルバム表題曲。

 

出た当時は他の曲の方が好きだったんですけど、

近年、このアルバムの曲の中で聞こうと思うのは、不思議と、専ら、この曲。

 

Toolの特徴でもある、曲中で潜っていく箇所(4:48~)が物凄く好きで、落ちてる時に聞くとほんと落ち着く。波長が合うというか。

 

正直、ギターのイントロが終わった後とか、

Over thinking~のあたりとか、そこまで好きかって言われるとそうでもないんだけど、

その潜っていくところまでの流れでもあるので、聞いちゃう。

 

基本的に、流れや展開が秀逸なものが好きなので。

 

そして潜り切り、意識が闇に溶け込みそうになりながら二回目のギターソロ(6:38~)に入り、

その後の展開(ここまでずっと三拍子を感じさせておいての四拍子。7:17~)が、

正にSpiral out,keep goingを表してて好き。

 

この曲は、全体的にフィボナッチ数列を拍子や歌詞の発音数に当てはめていて、

その逃れられない摂理の中でも、見方を変えれば抜け出せるという表現なんだと解釈してます。

 

呂布カルマのStill image loveに出てくる

「例え全て仕組まれてるとしても、その中に見付けるイレギュラーバウンド、抜け道やバグ」

も同じ。

 

そこに、どん底で光明を探すポジティブさを感じるんです。

 

 

 

 


[MV]呂布カルマ/ZIPSIES - Still Image Love

 

出てきたのでついでに少し。

 

この人は芸大卒で、漫画家を目指していたそうです。

 

タイトルだけ見たら、めちゃ下ネタでダジャレなんだけど、

何億だか何兆だか解らないうちの一匹だけが辿り着ける訳ですよね。

 

漫画家としては辿り着けなかったけど、ラッパーとして辿り着いた(ように感じるが本人的にはまだなんだろう。

「掛け金、全額ペイバック、どころか、でかくでかく化ける計画」)。

 

しかし世の中は

「辿り着く前に消える奴の方が多い」

 

あまり日本語ラップやヒップホップは深堀り出来てないんですが、

この人は、どの曲でも、バトル(調子悪く無ければ)でも、発想が巧みですね。

 

そして、ここではあまり政治的な事を書くつもりは無いんですが、

今回、一つだけ。

 

改めて「例え全て仕組まれてるとしても、その中に見付けるイレギュラーバウンド、抜け道やバグ」という一節について、

 

今は、この感覚が、悪い方向にばかり使われてる気がしてます。

 

例えば食品衛生法の、輸入品について。

 

包括的輸入禁止

厚生労働大臣は、高い頻度で基準違反が発見された場合(検査件数全体の5%以上)などにおいて、特に必要があると認めるときは、特定の国・地域で製造されたすべて食品について販売等を包括的に禁止することができる。(法第8条法第17条)なお、これまで本条の適用事例はない。(Wikipediaより)

 

とあります。

 

つまり、裏を返せば5%以内は何が入っててもスルーされてる可能性もあるという事。

 

このご時世ですから、こういう抜け道を悪用されてると考えるのは自然かと思いますし、

直近ではアベノマスクの発注先の不透明さ、不自然さ等、色々とありますよね。

 

だからこそ、こういった事が全部誰かの思惑だとしても、

一点の曇りから突き通してひっくり返すような意識、視点が必要なのではないでしょうか。

 

この点に関して、Toolにも呂布カルマにも、ジャンルは違えど、同じメッセージを感じます。

 

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004 Weird Part of the Night - Louis Cole

 

 

youtu.be

 

自粛してますかー!?

 

(オー!!!)

 

 

などと口走ったものの、相変わらず後先考えず見切り発車の日曜昼下がり。

 

さて、今日は自粛の天才、Louis Coleの曲。

 

 

先ず何より、この衣装!(音も自粛も関係ないところから攻めるスタイル)

 

痩身の白人ヲタ⇔筋肉質な黒人陽キャ

この相関をガン無視したパンツの選択が流石です。

 

狙わなきゃ自分から一番遠いことろには行けませんからね。

 

 

肝心の音です。

 

イントロからチープな音&だっせぇリフ(褒めてます)で頭にクエスチョンマーク多発させてからの

やけにキレのあるドラムに、小気味よく重たいベース。

 

全くやる気を感じないへんてこダンスとは裏腹に、どちゃくそ冷徹なグルーヴ。ゾックゾクするやろ。

 

全部が鳴ると何故かかっこいい。

 

ここに彼の闇と執念を感じる。

 

これを、彼が全部一人でやってるんです。

(最後の方のストリングスだけ他の人)

 

 

サビの一節末ごとにこっそり放たれる「ぃぇ…」が、がっぺムカつく。

 

総じて、めちゃめちゃ好き。

 

YouTubeの更新は五か月前で止まってますが、彼は今、どんな自粛生活を送ってるんでしょうか。

 

ちなみにLouisがやってるKNOWERというバンドもかっこよくて、去年か一昨年にはレッチリのツアー前座に抜擢されたんだとか。

 


Overtime (Live Band sesh) - KNOWER

 

みんなめちゃうめぇ。最後の最後でアホさ全開。

 

しかも特に鍵盤の人がまたマルチな才能の持ち主なので、興味のある方はこちらもどうぞ。

https://www.youtube.com/results?search_query=Rai+Thistlethwayte+

003 スニーカーについて。

 

「主に音楽について。」とか書いておきながら、

3記事目にて早速脱線し、今持ってるスニーカーをドヤる回。

 

 

着用頻度の高い順に

 

1、ASICS TIGERのGEL-RESPECTOR

2、ONITSUKA TIGERGSM

3、MUNICHのMASSANA

 

(写真は右から)

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1、GEL-RESPECTORについて。

この中で一番ゴツいんだけど、色のせいか、実物以上にゴツく写ってるように感じます。


普段使いとウォーキングにはこいつが一番。

 

ソールは堅く、足首のホールド感もしっかりしててグラつかず、安心して10kmオーバー歩けます。

 

元々スポーティーな丸紐がついてたんだけど、自分が履くにはちょっと若すぎるので、コットンの平紐に替えてます。

 

名作の誉れ高いGEL-LYTEシリーズの4作目というポジションらしいですね。

 

 

2、GSMについて。

これはもう完全に一目惚れ。

 

解りづらいかもですが、総スウェードの濃いネイビー×黒ライン。

 

同じ時期の色違いで薄いグレー×白ラインのもあって、

そっちの方が色々と合わせやすいとは思うんだけど、

でも絶対にかっこいいのはこっち。ここでは異論は認めません。←

 

GEL-RESPECTORとは方向性が違うので比較にはなりませんが、

それでも、これもまたしっかりした作りで、その辺はどちらもさすがに日本が世界に誇るASICS

 

10kmは歩けるけど15kmはキツイかな。

 

 

3、MASSANAについて。

 

これも一目惚れ。

買った当時、まだこのブランド自体があまり日本に入ってきてなくて、

アウトレットの期間限定ショップでたまたま見掛けて。

 

軽快で春夏が合うのは勿論なんですが、冬の暗めカジュアルな足元にも映えて合います。

 

ソールは柔らかく、長時間歩くよりは、本来のトレランでしっかりと凹凸のある地面を掴むような方向性かと。

 

なもんで、若干アスファルトは苦手。

色違いも含めて一度も他人被りしてないし、このブランド自体、履いてる人をまだ見たことがない。

 

 

余談ですが、スペインのブランドらしいのに「ミュニック=ミュンヘンの」とは何事か?ミュンヘンってドイツだよね?と思って調べたんですが、

ブランドが出来た年にミュンヘン五輪があって、ミュンヘンに色んな最先端が集まってる事をイメージして名付けたそうです。

 

更に余談ですが、ラインナップを見てると「OSAKA」という名のスニーカーもあったりして「スペインのミュンヘンが作ってる大阪」という何ともややこしい事になってたりもします。

 

ヨーロッパでは有名なブランドらしいんですけどね。謎です。 

 

そして更に混乱するのが、日本?のファッションブランドかなんかでもMUNICHってのがあって、恐らく無関係。

 

 

 

どれも特別高くもないし、世間的な人気は知りませんし気にしてません。

 

 

 

そして早速音楽記事より長くグダってお届しました。

 

 

 

 

現場からは以上です。

002 Red Sand – Bill Laurance

 

youtu.be

 

モンスターバンド、Snarky puppyの鍵盤勢の一人、Billのソロ作から。

 

Snarky界隈の人たちが作る音楽は、どれも踊れる夜の音が多いが、

Billは、UK独特の繊細さとネオクラシカルな雰囲気が特徴的。

 

非常に「顔でベースを弾く」SnarkyリーダーでもあるMichaelとのソロバトルや、

同じくSnarkyのドラム勢Robertの独特なグルーヴと高い集中力を伺わせる鋭い目つきが印象的で、

 

前述の通り、夜が似合う、色気のある音楽。

 

 

 

個人的には、ソロ終わりの最後のセクションだけで20分は踊れる。

 

 GoGo penguinとかもそうだけど、ジャズやフュージョンのシーンから、

クラシックの影響を感じるアーティストが増えてきている事が嬉しい。